LP（ランディングページ）とは何か？

LP（ランディングページ）とは、リンクやWeb広告、検索エンジンなどから流入してきたユーザーが最初に閲覧するWebページ全般を意味します。

申し込みや問い合わせなどのアクションを誘導するために、商品・サービスの紹介を1ページほどでまとめたWebページです。

LP（ランディングページ）の特徴

ここからはLP（ランディングページ）の特徴である、以下の3つについて解説します。

• ・他のページへのリンクが少ない
• ・デザインに制限がない
• ・デザインが派手でインパクトが大きい

LP（ランディングページ）は他のページのリンクが少ない傾向にあります。注文やお問い合わせなどのアクションを訪問者に起こさせることに特化しているからです。

ちなみに、訪問者が商品・サービスの注文やお問い合わせなどのアクションを起こしてくれた状態のことをコンバージョンと呼びます。

また、サイドメニューや上部メニュー（グローバルナビゲーション）を設置しなければならないなどのデザインの制限がなく、単独でコンバージョンを獲得することに特化しているので、訪問者にアピールできるように派手なデザインであることが多いです。

ホームページとはなにが違う？

ホームページは幅広い情報をユーザーにサービスや店舗を理解してもらうことが目的です。関連情報をサイドメニューに表示したり、商品やサービスを詳しく解説します。

一方で、LP（ランディングページ）はコンバージョンに直結することが目的です。購入を後押しするようなボタン配置やユーザー心理に訴えるデザインなどに工夫し、目的が異なると考えましょう。

LP（ランディングページ）を制作するデメリット

LP（ランディングページ）を制作するデメリットとしては、コストがかかる・SEO対策は期待できない・サイトの回遊は期待できないなどが挙げられます。

LP（ランディングページ）においては、デザインの出来がコンバージョン率を大きく左右し、専門の制作会社に依頼すると、数十万円の費用がかかることもあります。

目を引くデザインを優先させるため、LP（ランディングページ）はテキストは少なめです。検索エンジンからは、低レベルのコンテンツと判断されるので、検索上位に表示されることは稀です。

そして、LP（ランディングページ）にはリンクがほぼないため、サイトの回遊は期待できません。そのため、LP経由で自社のECショップに誘導したいような場合は不向きです。

効果的なLPを制作するためのポイント

LP（ランディングページ）を制作して、CVにつなげるために気を付けたいポイントは以下の4つです。

• ・ユーザー視点を忘れない
• ・スマホに対応していない
• ・入力フォームが最適化されていない
• ・更新ができない仕様になっている

自社が伝えたい情報ばかりを掲載しても、ユーザーに先を読みたいと思ってもらえません。キャッチコピーや共感部分で関心を引きながら、訪問者が得られる利益（ベネフィット）を説明しスマホ経由でアクセスされることを意識しましょう。

また、入力フォームの使いづらいとCVは向上しません。入力の手間をできるだけ省けるようにし「面倒くさい」と思わせない工夫も大切です。

更新しやすいLP（ランディングページ）を作っておくことで、効率的に運用するポイントになります。

効果的なLP（ランディングページ）の運用方法

ここからは、効果的なLP（ランディングページ）の運用方法をご紹介します。

• A/Bテストを実施する
• 分析ツールを利用し、離脱コンテンツを把握する
• 適切なタイミングで改善を行う

A/Bテストを実施する

A/Bテストは、複数のパターンのLPを作り、費用対効果を比較する方法です。

たとえば「資料申し込み」などのCATボタンのデザインや表示位置、ボタンの文言などを変えるなど、変更を一部に留めて成果を比較することが一般的です。

メインビジュアルのキャッチコピーや見出し、ページタイトルなどを変えてA/Bテストを実施すると効果的です。

分析ツールを利用し、離脱コンテンツを把握する

分析ツールを利用すると「ユーザーがどこで離脱しているか」「どこを熟読しているか」「どのボタンをクリックしたか」などが集計できます。

「Google Analytics」や「ヒートマップ」を使って、離脱が多いコンテンツの確認、改善に役立てましょう。

適切なタイミングで改善を行う

LPはテストや改善を繰り返すことでCV率が高まっていきます。少なくとも1,000〜3,000セッション前後の流入数を分析して、確度の高い仮説を得てから実行しましょう。

LP（ランディングページ）を活用して売上げを拡大

ランディングページ（LP）は、Web広告や検索エンジンからのアクセスを集め、商品購入や資料請求といったコンバージョン獲得に特化したWebページです。

1ページ完結型で情報が絞り込まれており、ユーザーに行動を促すための設計がされています。効果的なLPを作成するには、ユーザー視点に立った設計、魅力的なコンテンツ、スマホ対応、入力しやすいフォーム設計などが重要です。

さらに、A/Bテストやアクセス状況の分析に基づいた改善を継続的に行うことで、LPの効果を最大限に引き出すことができます。

売上げを拡大し、より成長させていきたいとお考えの方は、ぜひランディングページ（LP）を活用してみてください。