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パーソナルジムの内装費用を徹底解説!開業から理想の空間を作るまでの完全ガイド

水井勇気
株式会社アイランド 代表取締役 コンサルタント フィットネス業界特化のプロとして、あなたの右腕となり事業を支援。開業から売却まで、経営・集客・営業・組織・財務戦略策定から伴走まで一気通貫でサポート。本質的な課題を解決し、確かな成果で事業を次のステージへ導きます。

「パーソナルジムを開業したいけど、内装にどれくらい費用がかかるんだろう?」

そうお考えではありませんか?

内装工事は、パーソナルジムのコンセプトを形にする上で最も重要な要素の一つです。しかし、その費用は物件の状態やデザインによって大きく変動するため、具体的な費用が分からず、不安に感じている方も多いでしょう。

本記事では、下記について詳しく解説していきます。

本記事で説明する内容
  • ・パーソナルジムの内装費用とは?
  • ・パーソナルジムの内装に必要な要素
  • ・パーソナルジム内装工事の費用内訳
  • ・パーソナルジム内装のコスト削減対策
  • ・内装工事を依頼する際の注意点
  • ・内装工事業者の選び方と見積もりの取り方
  • パーソナルジムの内装費用とは?

    パーソナルジムの内装費用は、開業初期にかかる費用の中でも特に大きな割合を占めます。この費用を正確に把握することが、事業計画を成功させるための最初のステップです。

    パーソナルジムの開業にかかる初期費用

    パーソナルジムを開業するには、内装費用以外にもさまざまな初期費用がかかります。

    主な初期費用は以下の通りです。

    • 物件取得費: 敷金、礼金、仲介手数料、前家賃など。地域や物件の広さによって大きく変動します。
    • 内装工事費: 本記事のメインテーマです。物件の状態(スケルトン、居抜きなど)やデザインによって費用が大きく変わります。
    • トレーニング器具購入費: マシン、フリーウェイト、有酸素運動器具など。新品か中古か、メーカーや種類によって価格帯はピンキリです。
    • 広告宣伝費: 開業前の告知、ウェブサイト制作、チラシ作成など。集客の要となるため、予算を確保しておきたい項目です。
    • 運転資金: 開業後の家賃、光熱費、人件費など、軌道に乗るまでの数ヶ月分を確保しておくと安心です。

    これらの初期費用をトータルで考え、資金計画を立てることが重要です。特に内装工事費は、全体の費用を左右する大きな要素となります。

    (参考):パーソナルジム開業資金はいくら?費用内訳から資金調達まで徹底解説

    内装工事費用の相場と見積もり

    パーソナルジムの内装工事費用は、一般的に坪単価20万円~50万円が相場とされています。ただし、これはあくまで目安であり、内装のグレードや設備の充実度、物件の状態によって大きく変動します。

    例えば、

    • 居抜き物件を利用する場合: 以前のテナントの内装が残っているため、解体費用が抑えられ、比較的安価に工事が可能です。
    • スケルトン物件を利用する場合: 何もない状態からのスタートになるため、壁や床、天井、電気、水道、空調設備などを全て一から作り上げる必要があり、費用は高くなります。

    見積もりを取る際は、複数の業者に依頼し、詳細な内訳を確認することが重要です。単に「一式」として計上されている項目がないか、希望するデザインや設備がきちんと反映されているかなどを細かくチェックしましょう。また、追加費用が発生する可能性についても事前に確認しておくことが大切です。

    パーソナルジムの内装に必要な要素

    内装は、単に見た目を良くするだけでなく、機能性や安全性、そして顧客満足度にも直結する重要な要素です。ここでは、パーソナルジムの内装を考える上で欠かせないポイントを解説します。

    ジムのデザインとコンセプトの重要性

    あなたのパーソナルジムは、どんなお客様に来てほしいですか?

    内装デザインは、あなたのジムのコンセプトを具現化するものです。

    • 高級感を重視したデザイン: ホテルライクな落ち着いた空間は、高所得者層や女性客にアピールできます。
    • ストイックさを追求したデザイン: 本格的なトレーニングに集中できるような、シンプルで無駄のない空間は、競技者や筋トレ愛好者に好まれます。
    • 温かみのあるアットホームなデザイン: 木材などを多用した内装は、初心者の方や運動が苦手な方でも安心して通える雰囲気を作り出します。

    ターゲット顧客を明確にし、その顧客が「通いたい」と思えるような空間をデザインすることが、集客成功の鍵となります。内装業者とコンセプトを共有し、一緒に理想の空間を作り上げていきましょう。

    トレーニング動線を考えたレイアウト

    内装を考える上で、トレーニング動線は非常に重要です。動線が悪いと、トレーナーやお客様がストレスを感じ、ジムの使いやすさが損なわれてしまいます。

    • スムーズな移動: お客様が受付から更衣室、トレーニングエリアまで迷わずスムーズに移動できるようなレイアウトを考えましょう。
    • 器具の配置: マシンの前後や間に十分なスペースを確保し、他の利用者との接触がないように配慮します。特にフリーウェイトエリアは、安全のためにも広めのスペースを確保することが不可欠です。
    • プライバシーの配慮: パーソナルジムでは、お客様がマンツーマンで指導を受けるため、他の利用者の視線が気にならないような配置も大切です。必要に応じて、パーテーションの設置なども検討しましょう。

    機能的で安全なレイアウトは、お客様が快適にトレーニングできる環境を作り、リピート率の向上にも繋がります。

    パーソナルジム内装工事の費用内訳

    パーソナルジムの内装工事にかかる費用は、単に「内装工事費」としてひとまとめにされがちですが、実際にはさまざまな項目に分かれています。内訳を理解することで、コスト削減のヒントが見えてきます。

    初期費用と運営費の概算

    パーソナルジムの開業には、前述の通り内装工事費以外にも多くの費用がかかります。ここでは、初期費用と運営費のざっくりとしたイメージを掴んでみましょう。

    • 初期費用:
      • 物件取得費: 50万円~200万円(家賃2ヶ月分~6ヶ月分)
      • 内装工事費: 300万円~1,000万円(広さやデザインによる)
      • トレーニング器具購入費: 100万円~300万円(新品か中古か、種類による)
      • 広告宣伝費: 20万円~50万円
      • その他(備品、事務用品など): 20万円~50万円
      • 合計: 490万円~2,000万円
    • 運営費(月額):
      • 家賃: 20万円~50万円
      • 人件費: 30万円~50万円(トレーナーの人数による)
      • 光熱費: 5万円~10万円
      • 広告宣伝費: 5万円~10万円
      • その他(消耗品など): 5万円~10万円
      • 合計: 65万円~130万円

    これらの概算費用はあくまで一例です。ご自身の事業計画に合わせて、具体的な数値を算出してみてください。特に内装工事費は、コスト削減の工夫次第で大きく変動する余地があります。

    主要な費用項目:光熱費・人件費率

    運営費の中でも特に大きな割合を占めるのが、光熱費人件費です。

    • 光熱費: エアコンや照明、シャワー、トレーニング器具などで多くの電力を消費するため、一般のオフィスよりも高くなる傾向にあります。省エネ性能の高い空調設備やLED照明を導入することで、長期的にランニングコストを抑えることができます。
    • 人件費: トレーナーを雇用する場合、人件費は固定費として毎月発生します。売上に対する人件費の割合(人件費率)が過剰にならないように、慎重に採用計画を立てることが重要です。

    開業前の段階から、これらのランニングコストを意識した設備選びや人員計画を立てることが、安定したジム経営に繋がります。

    内装工事費用の相場と坪単価

    先ほども触れましたが、内装工事費の相場は坪単価20万円~50万円です。

    坪単価を把握することで、物件の広さからおおよその内装費用を予測することができます。

    • 例1: 20坪の物件の場合
      • 坪単価30万円で計算すると、20坪 × 30万円 = 600万円
    • 例2: 30坪の物件の場合
      • 坪単価30万円で計算すると、30坪 × 30万円 = 900万円

    ただし、これはあくまで目安です。

    坪単価を左右する要素としては、

    • 解体工事費: スケルトン物件の場合は発生しませんが、居抜き物件の場合は既存の内装を撤去する費用がかかることがあります。
    • 設備工事費: 電気、水道、空調、換気設備などの設置費用です。
    • 内装仕上げ工事費: 床、壁、天井の仕上げ費用です。
    • 造作工事費: 受付カウンターやパーテーション、更衣室などの造り付け家具の費用です。

    これらの項目がそれぞれいくらになるのか、詳細な見積もりを取って確認しましょう。安易に安い業者に飛びつくのではなく、価格の内訳をしっかり比較することが重要です。

    パーソナルジム内装のコスト削減対策

    内装費用は高くなりがちですが、工夫次第で大幅にコストを削減することも可能です。ここでは、具体的なコスト削減対策をいくつかご紹介します。

    居抜き物件の利用メリット

    コスト削減の最も有効な手段の一つが、居抜き物件の活用です。

    居抜き物件とは、前のテナントの内装や設備が残っている物件のことです。特にフィットネスジムやエステサロンなど、同業種からの居抜き物件であれば、内装や設備をそのまま利用できる可能性が高くなります。

    居抜き物件の主なメリットは以下の通りです。

    • 工事費用の大幅な削減: 解体工事費が不要な場合が多く、内装工事の範囲を最小限に抑えることができます。
    • 工期の短縮: 内装工事の期間が短くなるため、開業までの時間を短縮できます。
    • 初期費用の抑制: 既存の設備(シャワールーム、トイレ、更衣室など)をそのまま使える場合、初期費用を大幅に抑えられます。

    ただし、居抜き物件を利用する際には、既存の内装や設備が自社のコンセプトに合っているか、老朽化していないかなどをしっかりと確認することが大切です。

    空調や防音設備の導入ポイント

    パーソナルジムでは、お客様が快適にトレーニングできる環境と、近隣住民への配慮が不可欠です。そのため、空調設備防音設備は非常に重要な要素となります。

    • 空調設備: 運動によって室温が上昇するため、十分な空調能力を持つ設備が必要です。しかし、高性能な設備は導入費用が高くなりがちです。物件の広さや窓の有無などを考慮し、最適なスペックのエアコンを選びましょう。また、省エネ性能の高い製品を選ぶことで、長期的な電気代を抑えることができます。
    • 防音設備: トレーニング器具の落下音や、トレーニング中の声などが近隣に響かないように、防音対策は必須です。床に防音マットを敷く、壁に防音材を入れる、二重窓にするなどの対策が考えられます。防音対策の費用は高額になることが多いため、物件選びの段階で近隣との関係性や建物の構造を考慮することが重要です。

    これらの設備は、お客様の満足度と近隣トラブルの回避に直結するため、安易に費用を削るべきではありません。必要な投資として、しっかりと予算を確保しましょう。

    スケルトン物件の選び方

    スケルトン物件は、内装工事の自由度が高いというメリットがありますが、費用が高くなるというデメリットもあります。

    スケルトン物件を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。

    • 立地: 自由度が高いからこそ、立地は妥協しないことが重要です。ターゲット顧客がアクセスしやすい場所を選びましょう。
    • 広さ: 必要なトレーニング器具を置いても十分なスペースが確保できるか、動線が確保できるかを確認します。
    • 天井高: 開放的な空間を演出するためには、天井高も重要な要素です。
    • 電気容量・給排水: トレーニング器具やシャワー、エアコンなどを設置するために、十分な電気容量や給排水設備が整っているかを確認しましょう。これらの設備が不足している場合、追加工事が必要となり、費用が膨らむ可能性があります。

    スケルトン物件は費用がかかる反面、あなたの理想のジムをゼロから作り上げられるという大きな魅力があります。後悔のない物件選びをするために、これらのポイントを押さえておきましょう。

    内装工事を依頼する際の注意点

    内装工事は、一度始まってしまうと後戻りが難しいものです。後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、依頼する前にいくつかの注意点を押さえておく必要があります。

    1. 予算は余裕を持って設定する

    見積もり金額にプラスアルファで、予期せぬ追加工事費用が発生する可能性を考慮し、予算には余裕を持たせておきましょう。特にスケルトン物件の場合、解体してみないと分からない部分も多いため、想定外の事態に備えることが大切です。

    2. 契約書の内容を細かく確認する

    契約書に記載された工事内容、工期、支払い条件、追加費用の取り扱い、アフターサービスについて、隅々まで確認しましょう。曖昧な表現がないか、口頭で約束した内容が反映されているかをチェックすることが重要です。

    3. スケジュールに無理がないか確認する

    工期が短すぎると、工事が雑になったり、追加費用が発生したりする原因になります。希望する開業日までに無理なく工事が完了するスケジュールであるか、業者と十分に話し合いましょう。

    4. 責任の所在を明確にする

    万が一、工事中にトラブルが発生した場合、誰が責任を負うのかを明確にしておくことが大切です。特に、オーナー支給品(自分で購入した設備や器具など)の取り扱いについては、事前に取り決めをしておきましょう。

    これらの注意点を守ることで、業者との信頼関係を築き、スムーズな工事進行に繋がります。

    内装工事業者の選び方と見積もりの取り方

    パーソナルジムの成功は、内装工事業者の腕にかかっていると言っても過言ではありません。信頼できる業者を見つけ、納得のいく見積もりを取ることが非常に重要です。

    信頼できる業者の見つけ方

    1. パーソナルジムの施工実績があるか

    フィットネス業界特有の事情(防音、床の強度、トレーニング動線など)を理解している業者を選ぶことが最も重要です。パーソナルジムやフィットネスクラブの施工実績があるか、具体的にどのような事例があるかを確認しましょう。実績豊富な業者は、あなたのコンセプトをより深く理解し、最適な提案をしてくれます。

    2. 担当者の対応は丁寧か

    最初の問い合わせから、こちらの質問に丁寧に、そして専門的な知識を交えて答えてくれるかどうかをチェックしましょう。こちらの意図を汲み取ろうとせず、一方的な提案ばかりする業者には注意が必要です。

    3. アフターサービスや保証はあるか

    工事完了後も、何かあったときにすぐに対応してくれる業者を選ぶことが大切です。設備に不具合が生じた際のアフターサービスや、工事の保証期間についても確認しておきましょう。

    内装業者との契約時に考慮すべきこと

    契約を結ぶ前に、以下の点をしっかりと考慮しましょう。

    • 工事内容の詳細: どこまでが工事に含まれていて、どこからがオプションになるのかを明確にしましょう。
    • 支払い条件: 着工時、中間時、引き渡し時など、どのようなタイミングで支払いが発生するのかを確認します。
    • 工期の遵守: 工事の遅延が発生した場合のペナルティについても、話し合っておくと安心です。
    • 追加工事の扱い: 予期せぬ追加工事が発生した場合の費用負担について、事前に取り決めておきましょう。

    これらの項目について、契約書に明記されているかを確認し、不明な点があれば必ず契約前に質問して解決しておきましょう。

    見積もりを比較する際のポイント

    複数の業者から見積もりを取ることは、相場を知り、最適な業者を選ぶ上で不可欠です。しかし、単に金額の安さだけで判断するのは危険です。

    1. 見積もりの項目が具体的か

    「一式」でまとめられている項目が多い見積もりは、後から追加費用が発生するリスクが高いため注意が必要です。床材、壁材、電気工事、水道工事など、項目が細かく、使用する材料や単価が明記されているかを確認しましょう。

    2. 提案内容がコンセプトに合っているか

    見積もりは、単なる金額の提示ではありません。業者があなたのコンセプトをどれだけ理解しているか、そしてそれを実現するためにどのような提案をしてくれているかを見極めましょう。

    3. 総合的なコストパフォーマンス

    金額が安くても、品質が悪かったり、アフターサービスがなかったりすれば、結果的に高い買い物になってしまいます。工事費用、工期、提案内容、担当者の対応、実績などを総合的に判断し、最もコストパフォーマンスの高い業者を選びましょう。

    パーソナルジムの内装のことならアイランドへ

    ここまで、パーソナルジムの内装費用について解説してきましたが、やはり専門的な知識がないと、不安なことや分からないことが多いでしょう。

    フィットネス業界特化のプロとして、あなたの右腕となり事業を支援する「アイランド」にご相談ください。

    アイランドでは、パーソナルジムの開業から運営まで、経営・集客・営業・組織・財務戦略策定から伴走まで一気通貫でサポートいたします。

    あなたのコンセプトやビジョンを丁寧にヒアリングし、内装工事費用の適正な見積もりから、コスト削減のアドバイス、そして理想のジムを作り上げるための内装業者選びまで、一貫してサポートします。

    「開業したいけど、何から始めればいいか分からない…」

    「内装に費用をかけすぎないか不安…」

    「信頼できる業者に任せたい…」

    そのようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度アイランドにご相談ください。本質的な課題を解決し、確かな成果で事業を次のステージへ導きます。

    (まとめ)内装費用を抑えて、理想のパーソナルジムを実現

    この記事では、パーソナルジムの内装費用について、初期費用から内訳、コスト削減のポイント、そして業者選びの注意点まで、幅広く解説しました。

    パーソナルジムの開業は、夢の実現に向けた大きな一歩です。しかし、その過程で資金計画や内装工事に悩む経営者の方は少なくありません。

    内装は、ジムのコンセプトを体現し、お客様に「このジムに通いたい!」と思ってもらうための重要な要素です。ただ費用を抑えるだけでなく、あなたのビジョンを形にできる信頼できる業者を見つけ、計画的に進めていくことが成功への鍵となります。

    この記事が、あなたのパーソナルジム開業への道標となり、理想の空間を作り上げるための一助となれば幸いです。

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